小鳥屋 さくら(熊本県)

ブリーダーの日記

コキンチョウの話

2020.02.03

コキンチョウ(胡錦鳥)は、
子育てをできないのが
一般的だと聞いています。

ですから、小鳥屋さくらでは
十姉妹のペアーを5組持っていまして

コキンチョウが卵を4~5個生みましたら
その時に、ちょうど抱卵している十姉妹のペアーに
仮母になってもらい抱卵、ふ化、飼育等をしていただきます。

また、コキンのメスは
突然死?することがよくあります。
私にはその原因は、よくわかりません。

ホームページの問い合わせにも
メスが落鳥してしまい、メスが欲しいとの
希望も結構あります。

さて、小鳥屋さくらに
昨年4月生れの若いペアーがいます。

当然メスが卵を5個くらい産んで
メスとオスが交代で抱卵します。
ここまでは、素晴らしい小鳥さんです。

15日前後でヒナが孵りますが
ヒナが孵ったとたん
オスがつぼ巣から
生まれたてのヒナをくわえだして
しまうではありませんか。

飼い始めのころは、ヒナが自分で誤って
落ちたのかと思っていましたが
これが何度も続くと、オスの仕業と確信しました。

そこで私が採った方法は、ふ化の直前にオスを
分離し、別居させるのです。

そうすると、メスが一人で
子育てをすることになるのですが
それは大変なことです。

お母さんは、一日中餌を食べては
4羽の子供に、口移しで餌を与えます。
観察してみると、見事に平等に分け与えています。

十姉妹の仮母は、オスメスペアーで餌を運びますので
このお母さんは、
2倍の子育て作業をやっていることになります。

本当に頭が下がります。
毎日「ご苦労さん」と労ってあげます。

今育てている子供は、
お正月元旦に生まれた4人兄弟です。
ちょうど1か月で巣立ちしました。

まだ、自分では餌は食べませんので
お母さんの給餌が、今も続いています。

あと1週間くらいしたら、
ヒナ自身が自分で餌を食べるようになります。
もう少しの間、
お母さん頑張ってください。

一人餌になって、1週間程度で独り立ち。
お母さんとサヨナラして、
別の部屋に子供たちは移動させ

代りに、別居中のお父さんが
約45日ぶりに
お母さんの部屋の戻り

再び同居生活が始まります。


子供の口の周りのダイヤモンドも
何とも神秘的ですが、
親鳥も厄介な小鳥たちです。

それともう一つ
子育てしながら卵を産んでいました。
何ということでしょう???


1枚目の写真は、お母さんと4姉妹?

2枚目の写真は、別居中のお父さん。

3枚目の写真は、ツボ巣の中にあった卵さんです。

 今回は、変わったコキンチョウの生態を
 ご報告させていただきました。


   では、また。  ご機嫌よう
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